海岸落葉宿根草

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その1/その2

ハマイブキボウフウ浜伊吹防風

Libanotis coreana (Wolff) Kitag.
form
ugoensis Kitag.

セリ科イブキボウフウ属
海岸沿いの丘に咲いていた。セリ科の特定には本当に苦労させられる。
2003.7.20. 千葉県
分布 北海道/本州(近畿以東)
花期 6〜9月
別名 ハマノイブキボウフウ
イブキボウフウ
(千葉県レッドリストにて記載)
RDB(環境省) 記載なし
RL(千葉県) 要保護生物(C)
掲載図鑑
日本の野生植物草本II(平凡社) PL260-3/284

植物の分類は実に多岐にわたっていて、今でも諸説が入り乱れて大変です。私も苦手とする科が数多くありますが、中でもセリ科はよく似たものが多く、特定が困難な場合が多いです。掲示板に持ち込まれたものの一つは結局満足な答出せませんでしたし。
この花も結局特定までに1ヶ月以上かかりました。いろいろな掲示板などをたずねましたが、結局図書館で大きな図鑑を見て、ようやく結論に達しました。
イブキボウフウの海岸型、と言うことで、葉も厚めで光沢があり、ヨモギの葉を見ているようです。学名を見るとform(品種)が使われていますが、どう考えてももとのイブキボウフウとはかなり趣が違います。が、2003年5月に発表された千葉県レッドリストによるとイブキボウフウに戻されていました。どう見ても違う気がするんですが、それともformだから?