水上連緑多年草浮標植物/雌雄異花/逸出帰化観賞用(2006/2/1より原則禁止)特定外来生物(2006/2/1より)
別名 | ウォーターレタス ウォーターキャベツ |
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分布 | 熱帯アフリカ原産 | |
花期 | 5〜10月 | |
環境省RDB | 記載なし ※2006/02/01より特定外来生物に指定され栽培禁止にされる。 |
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千葉県評価 | 重要有害(H) | |
埼玉県RDB | 記載なし | |
詳細分類 | ||
異説など | ||
掲載図鑑 | ||
千葉県植物誌 | 798/810/1072 | |
日本の野生植物 草本1 |
127 | |
日本の帰化植物 | 291 | |
帰化植物写真 図鑑 |
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一つの花に見えるが実は2つの花。仏炎苞が合着しており、上の大きいのが雄花、下の小さいのが雌花になる。左には開花直前のものも見られる。 2004/09/30 千葉県 |
心ない人間の手によって運命を変えてしまう植物がある。ボタンウキクサもその一つ。水草として観賞用に発売されたが、よく増えるので栽培しきれなくなり、川や池に捨ててしまう人間が出た。ランナーによる栄養繁殖で、おまけにスピードも異常に繁殖が早い。わずか一株でもかなりの数になる。実際2004年には利根運河に注ぎ込む江川、そして利根運河でも水門のある水堰橋周辺で大群生をしているのを確認した。翌年は寒さにやられたのか全く発生を見なかったが、西日本や千葉でも湧水のあるところでは越冬し、暖かくなると瞬く間に水面を覆い尽くす。結果、太陽光が注がなくなるため、植物プランクトンなどが育たなくなり、また、アレロパシー物質を出すとも言われているため環境は一気に悪化する。
環境省は外来生物法の特定外来生物の第2次認定にこのボタンウキクサを含めた。理由は栽培しきれないで野に放つ人間が多く、またその結果いちじるしく環境を破壊するため、と言うことだ。
植物には罪はない。全てはその姿の美しさからアクアプランツとして海外から移入し、育てきれないといってのにはなった人間にある。この花を見るたび、そんな人間の身勝手さを感じずにはいられない。もっとも外来生物法で指定されたからと言って、直ちに除去する必要はないなど、この法律自体かなり穴があり、当分の間はまだので見られるだろう。ただ、見かけたら持ち帰り栽培することは絶対避けなければならない。
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