TOP>なんでも百花店>ヒルガオ科>フウリンユキアサガオ属

道路わき夏緑多年草?(つる性)帰化

Last update 

フウリンユキアサガオ風鈴雪朝顔

Centranthera cochinchinensis (Lour.) Merr. subsp. lutea (H.Hara) T.Yamaz. oNLINE植物アルバム   のページへ
ヒルガオ科フウリンユキアサガオ属 
別名 アワユキヒルガオ(淡雪昼顔)
原産地 中国
花期 8〜10月
環境省RDB(00/07) 記載なし
千葉県ランク(04/09) 採集記録なし
埼玉県RDB 採集記録なし
詳細分類
異説など
掲載図鑑
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
情報を元に確認に向かったのは久しぶり。みたいと思っていた花だけにうれしかったが、実物を前にしてこの植物がもたらす問題の深刻さを理解せずにはいられなかった。名前はこの花の付き方を風鈴に見立てたらしい。
2008/10/17 神奈川県

2〜3年前から存在自体は知っていた植物で、一度お目にかかりたいと思っていた。2007年に愛知県のOhmachi氏のところでも確認され私の方でフウリンユキアサガオではないかとの意見をコメントした。詳しい特徴はわからないものの報告は前から受けていたので比較的何とか同定が可能だった。そんなわけで2008年に時間さえあれば行くつもりでいたが時間がなく実行に移せなかった。そんな中、oNLINE植物アルバムの掲示板で寄せられたものが件の植物の可能性が高かったため、本当に久しぶりに神奈川まで出向いた。花弁の裂片がOhmachiさんのところのものよりも太く、その点で迷っていたが、現地で果実を確認ののち関西の方やOhmachi氏の協力を得てフウリンユキアサガオと同定した。
報告を聞くたびに結構な厄介者と思っていたが、百聞は一見にしかず。とにかく派手に広がっている。最初は探すのも難しいのではないかと思っていたが、遊歩道脇の木という木に絡みついている。そして葉脇から5〜10個の花をつけた花序が、あちこちから伸びている。これなら、たった一本でも瞬く間に広がりそうだ。
この場所は比較的新しい道路沿いで、法面緑化に使われた種子の中に含まれていた可能性が高い。緑を増やそうとする心がけは殊勝だが、それが安い海外種子で無造作に行われているのは問題だ。日本にはない外来種があってもかまわないじゃないかと思うかもしれないが、それが元で在来種の存在を脅かすのなら本末転倒だ。事情はいろいろあるのかもしれないが、施工する側はもう少し考えてやってほしいものだ。

フウリンユキアサガオ top フウリンユキアサガオ 全体 フウリンユキアサガオ 葉 フウリンユキアサガオ 若い果実 フウリンユキアサガオ 帰化状況
TOP 全体 若い果実 帰化状況

前のページに戻る