野原1年草逸出帰化薬用(生葉/種)有毒(葉)

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ハブソウ波布草

Senna occidentalis (L.) Link
(*)=Cassia occidentalis L.

マメ科センナ(*カワラケツメイ)
ハブソウの花 別名 オオハブソウ
クサセンナ/ボウコウナン
(望江南:漢方名)
分布 熱帯アメリカ原産
花期 8〜10月
環境省RDB 記載なし
千葉県評価 採集記録なし
異説など ジャケツイバラ亜科。
クロンキストではマメ科の2つの亜科を独立させたが、DNAなどを用いた最近の研究では再びマメ科に戻す方向にある。
もとはCassia属でまとめられていたが、最近はカワラケツメイ属、ナンバンサイカチ属、センナ属の3属に分けられている。
掲載図鑑
日本の野生植物
草本2
188
(*で記載)
日本の帰化植物 116/PL47-5
(クサセンナで掲載)
帰化植物写真
図鑑
125/497
(*で記載)
日本の野草  397
バラの花のように花弁が放射状に開くのがこの仲間の特徴。進化の過程でバラ科から独立したマメ科の中でも古いものとされる。
2003/09/02 東京都

マメ科の花とは思えないが、豆果がつくと言う点でマメ科と判断できる。 波布(毒虫や毒蛇など)に刺されたときにこの葉の絞り汁を刷り込むと良いとされたため、ハブソウの名前がある。ただしハブと付くからと言って、毒蛇に対しては血清の方が当然はるかに有効なので誤った使い方はしないように。
分類については紆余曲折のあった仲間で、花の形がマメ科と著しく異なることから、当初マメ科ジャケツイバラ亜科(新エングラー)となったものが、クロンキストではジャケツイバラ科(植物の世界などに掲載)として科に昇格、DNAによる最近の研究では現在のマメ科の祖先はジャケツイバラの仲間で、そこからマメの仲間とネムノキの仲間が進化したとされ、再びマメ科に統一、3亜科に分ける方式にされている。

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