湿地夏緑多年草薬用/香料/ハーブ
ハッカの香りになれたのはいつのころだろうか。子どものころはハッカやニッキといったきつい香りには顔をしかめたものだが、気がつけばなんの問題もなく使用している。子供の方が味覚は敏感だというから鈍ってきつく感じなくなったのか、あるいは単純に大人の味に慣れたのか。
西洋のものが入るまではメントールをとる目的でかなり栽培されていたそうだ。もちろんごく普通の植物として在野にもみられたようなのだが、環境の変化でかなり減ってきたという。地元でも生えている場所はそんなにはないのだが、環境が合うとかなり群生する。そんな場所はハッカのにおいがぷんぷんするのだが幸いなことに子どものころには自生する場所を確認していなかったので、いやな思いをすることはなかった。
湿原の現象により、ハッカも絶滅危惧予備軍になってきた。もともと地元では数は見ていないのだが、いつの間にか無くなってしまうことのない容見守っていきたい。
TOP | 全体 |