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ハマギク浜菊

Nipponanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Kitam. oNLINE植物アルバム ハマギクのページへ
*=Chrysanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Matsum.
キク科Asteraceaeハマギク属 
ハマギク 頭花のアップ 別名
分布 青森県〜茨城県の太平洋岸
花期 9〜11月
環境省RDB(00/07) 記載なし
千葉県ランク(04/09) 採集記録なし
埼玉県RDB 記載なし
詳細分類 キク亜科キク連(千葉県植物誌/日本の野生植物ではキク亜科キク族)
異説など 新日本植物誌などでは広義のキク属(*)として扱う。
掲載図鑑
日本の野生植物
草本3
163/PL133-1
野に咲く花 18*で記載
日本の野菊 236-239
野草の名前 秋/冬 248
  
  
 
 
 
  
  
  
 
花は大きく見栄えがする。北国の海岸を代表する野菊、といっていい。これで一つの花、といいたいところだが、目立つ花弁を持つ舌状花と、黄色く目立たない花弁を持つ筒状花(管状花)の集合体。筒状花はまだ完全に開花していない。
2008/11/13 茨城県

野菊の仲間の中ではもっとも大きな花をつけ、北日本の海岸を代表する花。というより日本を代表する野菊と呼ぶにふさわしいのかもしれない。属名Nipponanthemumの意味は「日本の菊」、そして種小名nipponicumは「日本の」、日本を二つ重ねたかなり変わった学名だ。このような学名は、鳥ではあるが野生絶滅したトキの学名Nipponia nipponぐらいしか思いつかない。トキもハマギクも一属一種という点では同一。ただトキの方は中国にも生息するが、ハマギクは日本にしか自生しないので日本を関した学名はこちらにこそふさわしい、とか言ったら鳥の専門家に怒られるだろうか?
野生絶滅の憂き目を見たトキと違い、こちらは自生地ではかなり数が多く、見事な姿を見ることができる。花が大きいので栽培もされ、北方性の菊ながらかなり南の地方での屋外栽培も可能なようだ。私が確認した中では、鳥取県での屋外栽培を見たのが南限。案外暑さに強いのならば、神奈川で野生化していたものは栽培逸出ではなく海流で流れ着き居着いた可能性も十分考えられる。今のところ千葉では記録がないが、神奈川のものの起源が海流によるものなら今後現れる可能性は十分高い。

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