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イヌコハコベ犬小繁縷

Stellaria pallida (Dumort.) Crep. oNLINE植物アルバム イヌコハコベのページへ
ナデシコ科ハコベ属
イヌコハコベ 花序 別名
分布
花期 3〜5月
環境省RDB 記載なし
千葉県評価 重要有害(H)
詳細分類
異説など
掲載図鑑
千葉県植物誌 155/173/973
日本の帰化植物 63
帰化植物写真
図鑑
51/492
 
 
 
 
  
わかりやすい写真が撮れたので、更新する。萼の基部の斑点が明瞭じゃないが、間違いなくイヌコハコベ。
2005/03/10 千葉県

ずいぶん前からあちこちで花が咲かないコハコベを見かけていた。茎は紫で一見してコハコベなのだがいつも気がつくと実になっている。閉鎖花しかつけないハコベなのかと思っていたら最近になってイヌコハコベという花弁のないハコベの存在を知った。そして今年、ようやくそのイヌコハコベを見つけた。一つ見つけるとあとは芋づる式にどんどん見つけ、なるほど千植誌の記述通りコハコベよりはるかに多い。
上の写真だとほぼ中央に開花した花があるのだが、分かるだろうか?緑色の萼が開き、中から葯や柱頭が見えている。これが花で、普通の人はまず気づかないだろう。コハコベの花弁無し変種と思われがちで、実際発見当初はそのような扱いがされた。あとの調べで独立種であることが分かり、現在に至っている。在来の普通に見かけるハコベとの区別点は萼の根元の赤い斑点。これがあればイヌコハコベと判断できる。ちょっと変わり者だが、周りにどのくらいこの植物がいるのか、調べてみるのも面白いだろう。
なお、千葉県のランクは一番有害とされる重要有害。将来在来種に影響を及ぼすと考えられ、駆除の対象とされている。

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