亜高山/岩場常緑矮小低木食用(実)
別名 | なし | |
分布 | 北海道/本州日本海側(島根以北)京都、滋賀、群馬、和歌山などでも記録あり | |
花期 | 3〜5月 | |
環境省RDB | 記載なし | |
千葉県評価 | 採集記録なし | |
詳細分類 | ツツジ科は一般的に4亜科に分けられる。イワナシは在来唯一のイワナシ亜科。 | |
異説など | ||
掲載図鑑 | ||
日本の野生植物 草本3 |
11/PL7-4,5 | |
意外な場所での出会いにしばし言葉を失う。 一緒に行った方からご指導いただき、夕暮れ近く半逆光で撮ったところ、花弁の透明感が出せた。2004/04/27 福井県 |
「カタクリがすごいんです。」地元の方に案内されて車を降りた場所は足の踏み場もないほどのカタクリの群落。明るい林の斜面をショウジョウバカマ、カンアオイ、オウレンなどを撮影しながら1時間、ついついあれもこれもと欲張って上にのぼったら、いつの間にか上の路地に出てしまった。登ってきた斜面の反対側の崖を目にして、思わず声が出た。
高山にしかないと思っていたイワナシが、慣れない斜面を登ってきた私たちを出迎えてくれたのだ。直径1センチほどのピンクの花が、崖にしがみつき、必死になって咲いている姿はたくましささえ感じる。今回の福井行での大きな収穫の一つであった。
イワナシは本来亜高山帯に生える植物とされるが、いろいろと確認したところ必ずしもそうではなく、比較的低い山でも見られるらしい実際この山も数百メートルの高さしかない。ただ、その姿は高山帯特有の矮小なもの。
初夏には実を付けるが、この味と食感が梨に似ているからこの名前がある。まだ食べたことはないが、次回福井へ行く楽しみができた。
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