林下落葉宿根(球根?)草食用(片栗粉)
別名 | カタカゴ | |
分布 | 北海道/本州/四国/九州 | |
花期 | 3〜5月 | |
環境省RDB | 記載なし | |
千葉県評価 | 重要保護(B) | |
異説など | 細かく分けるとユリ亜科。 ユリ科は近年分類体系がめまぐるしく変化し、数科に分けられることが多いが、カタクリ属はその中にあってもユリ科に分類される。 |
|
掲載図鑑 | ||
千葉県植物誌 | 682/688/941 1053/1136 |
|
日本の野生植物 草本1 |
37 | |
日本の野草 | 624/625 | |
野に咲く花 | 452/453 | |
かつてはどこの林下にでもあったであろう花。流山市内では花は確認しないものの、葉は何度か確認しているが、これは20年近く前の話。いまでは全く見られない。柏ではフェンスに囲まれたわずかな空間以外では自生はない。そんな現状を考えると、保護されるわけでもなく、足の踏み場もないほどに生えていたここのカタクリはとても幸せなのかもしれない。 2004/04/27 福井県 |
片栗粉、と言えば料理のとろみ付けなどで欠かせない材料だが、もともとはこのカタクリの根からとったでんぷんのためこの名前がある。そんな話からも想像が付くとおり昔は林へ行けばどこに出もある植物だったが、東京近郊ではもうほとんど見られなくなった植物の一つで、柏市内では柵に囲まれたわずかな空間に生き残るのみと言う寂しい状況。
福井へ行ったときに地元の方に案内していただいたこの場所は、そんな首都圏の現状をあざ笑うかのようなところ。なだらかな斜面に足の踏み場もないほどに生えるカタクリ。そばにはオウレンやショウジョウバカマなどの早春の花たちも咲き乱れ、短い春を謳歌しているようだった。
TOP | 自生状況 | 開花直前 | 幼苗 | 若い実 |