湿地(夏期は水中)冬緑1年草

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キタミソウ北見草

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ゴマノハグサ科キタミソウ属
キタミソウ 花のアップ 別名
分布 北海道(絶滅?)
本州(茨城県/埼玉県)
九州(熊本県)
花期 10〜12月/2〜4月(本州)
6〜10月(熊本)
環境省RDB 絶滅危惧IA(CR)
千葉県評価 採集記録なし
詳細分類 ゴマノハグサ亜科オオアブノメ連(日本の野生植物)
異説など
掲載図鑑
日本の野生植物
草本3
102/PL86-2
 
 
 
 
  
  
 
  
   
とにかく小さい。一度見逃して通り過ぎ、戻ってきてやっと発見。季節によって水が無くなる場所でのみ生活でき、汚染にも弱いため絶滅危惧IAに指定された。
2005/02/23 埼玉県

ネットの力は偉大である。ある掲示板で越谷で絶滅危惧種、キタミソウを見てきたとの情報を得た。今の勤務先は大宮なので、越谷なら帰りがけに寄れる。早速ネットで場所を調べ撮影に向かった。
とにかく小さい。花の直径は約2mm、高さも1cm〜2cmぐらいととても小さく、この日も一度は見逃す事になった。
決して見栄えのする植物ではないが、春一番の吹いたこの日、太陽の光を精一杯浴びる姿はかなりの感動もの。思わず何枚もシャッターを切ることになった。

キタミソウ、北海道北見地方で見つかったことからこの名がある。日本ではなじみがないが北半球の温帯から亜寒帯にに広く分布しているが日本ではほとんど見られない。北海道で見つかったあと最初の発見地では絶滅したと言われ、現在では茨城県の小貝川中流域、埼玉県の北東部の河川敷、そして熊本市の江津湖周辺などでのみ確認されている。探せばあるいは千葉県内でも発見できるかもしれないので、冬の間水がなくなる場所をいろいろあたってみたい。

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