林下夏緑多年草
別名 | ||
分布 | 日本全土 | |
花期 | 6〜8月 | |
環境省RDB | 記載なし | |
千葉県評価 | 要保護(C) | |
詳細分類 | ラン亜科ラン連 (日本の野生植物) |
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異説など | ||
掲載図鑑 | ||
千葉県植物誌 | 908/920/1087/1138 | |
日本の野生植物 草本1 |
219 | |
日本の野草 | 578 | |
山に咲く花 | 390 | |
野草の名前 夏 | 124 | |
野外も含め、花を見るのははじめて。花の下に伸びる長い距が印象的。 2004/06/09 埼玉県 |
地元で見つけたことはあるものの、かいかを確認するのはそれから20年以上たってから。別の場所で初めて野生の花を見ることができた。栽培などと言うことは考えていないが、この株を含めて3株、盗掘されることなく生き残って欲しい。
学名を見て気づかれた方も多いと思うが、種小名のkumokiriは和名に基づいたもの。日本語がそのまま学名になる例は珍しい。漢字で書くと雲切草だが意味は不明。花の姿はどことなく蜘蛛の子に似ており、どこかの本で見かけた蜘蛛の子を散らすように見えるので雲散り草が訛ってクモキリソウという説が納得できる。ほか、蜘蛛をまっぷたつにすると足が四本ずつになることから蜘蛛切り草とか、霧のかかるようなところで見られるから雲霧草とか実に多彩な説がある。
クモキリソウ属はこのほかスズムシソウやジガバチソウなど、虫の名前の付くものが多いが、どれも納得できるものだ。
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