水中/湿地夏緑多年草抽水/逸出帰化観賞用/水質浄化
ぱっと見は確かにカンナ。ある公園の池に植えてあった姿を見た瞬間はカンナの仲間と疑わなかった。近づいてみるとこの植物がカンナ科の植物ではないこと、クズウコン科という聞き慣れない科の植物であること、水質浄化のための移入種であることが書いてあった。抽水性のカンナというのもあるので、ちょっと紛らわしい。
水質浄化のための移入種としては、浮遊性のホテイアオイが有名だが、やたらと増えすぎるのと冬に枯れたときに始末が大変なのとで最近は廃れ気味だ。そのためかミズカンナの方が多少まし、ということであちこちで植えられているが、これとて冬に枯れるのは同じで大きい分処理に手間が少ないぐらいといえる。定着したかと言えばそうでもなく、まわりではいくつかの池で見かけた程度で決定打とは言えないようだ。
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