草地夏緑1年草薬用(苦味健胃)

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センブリ千振

Swertia japonica (Schult.) Makino oNLINE植物アルバム センブリのページへ
リンドウ科センブリ属
センブリ 花のアップ 別名
分布 北海道(西南部)/本州/四国/九州
花期 9〜11月
環境省RDB 記載なし
千葉県評価 一般保護(D)
詳細分類
異説など センブリ属を多年草かどうか、花被片の裂片ごとの蜜腺溝の数で3つに分割する説があるが、一般的ではないためここでは割愛する。
掲載図鑑
千葉県植物誌 452/453/1017
日本の野生植物
草本3
35
日本の野草 254
野に咲く花 193
山に咲く花 174
 
 
 
 
  
観測所(茨城県大子町)以外では実に20年ぶりの再会。昔は珍しくなかったはずだが、乱獲や開発によってほとんど見かけなくなってしまった。大事に保護していきたい。この写真のものは花冠が5裂しているが、4裂のものもある。
この写真では花弁のほか5個の葯(黒っぽい点)各花弁に2コずつの蜜腺溝(緑)があり、蜜腺溝の上に長毛が密生しているのが分かる。2004/11/02 千葉県

むかしむかし、10代の頃、自分だけのフィールドを持っていた。そこにはスミレ、キンラン、ギンランなど、ほかの場所では見られないようなものがそれこそたくさん生えていた。場所が東電の高圧線鉄塔の下と言うことで人の手が入りにくかったのも幸いしたのかもしれない。そんな中にこのセンブリもあった。程なくこの場所は地主がいろいろな木を植えて切り開かれ、それまであったセンブリに出会うこともなくなった。
地元ではそれから久しく会っていなかったセンブリだが、先日偶然に発見した。地元の人も犬の散歩などで入る林の脇道にたった2本だけ生えていた。その後、さらに数本を確認したが、気づかれて取られないか非常に不安ではある。何しろ漢方薬としては非常にメジャーなものなので。
センブリ、とは千度煎じても(=振っても)苦みが無くならないことからだが、この苦みが胃薬としての重要な役割をしめしている。

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(4弁花)
自生状況 刮ハ

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