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道ばた連緑(常緑?)多年草逸出帰化

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シンジュボシマンネングサ真珠星万年草

Sedum pallidum M.Bieb. var. bithynicum ( Boiss. ) Chamberlain oNLINE植物アルバム シンジュボシマンネングサのページへ
ベンケイソウ科マンネングサ属
シンジュボシマンネングサ 花 5067595 別名
原産地 ヨーロッパ原産
花期 4〜6月
環境省RDB 記載なし
千葉県評価 記載なし
埼玉県RDB 記載なし
詳細分類 マンネングサ亜科マンネングサ属マンネングサ亜属
※典型的なマンネングサ亜属のため日本の野生植物草本IIの分類に従った。
異説など
掲載図鑑
数年前から自宅周辺に逸出帰化している個体。増え方からすると種子繁殖ではなく栄養繁殖と考えられ、当初確認の場所から50mの範囲で広がっている。開花後半になるともう一つの特徴、子房の心皮が斜開する様子が確認できる。
08/06/06 千葉県内にて

自宅のそばの比較的乾いた荒れ地に結構広がっている帰化植物。当初その特徴からセダム=マンネングサ属とはわかったものの、在野の資料の記載が結構曖昧だったため一応ウスユキマンネングサSedum hispanicumL.、としておいた。一応、というのは資料によるウスユキマンネングサの写真は6弁でこの花が5弁花だったこと(日本の帰化植物では6弁ないし5弁と曖昧な書き方)など、微妙な違いが気になったからだ。
2006年に富山県の植物関係者の方からこんな植物を知らないかとの問い合わせを受け、これは自宅周辺に帰化状態である物に違いないと判断し、手持ちの写真と現在の姿を送り、特定に至った。
日本ではウスユキマンネングサと混同されていたため和名はなく、春先おとめ座に輝く一等星スピカの日本名をとり、シンジュボシマンネングサと名付けられた。自宅周辺以外の県内でも確認し、また神奈川県でもそれらしい植物の確認をしている。oNLINE植物アルバムのウスユキマンネングサの登録の中にもシンジュボシマンネングサとおぼしき物もあり、いずれ移動の予定だ。
混同されていたので、以下に特徴を示す。
ウスユキマンネングサ:花はほとんど6数性,結実期に心皮はほぼ平開,花弁は5-7mmと大型、葉の断面は上面が平ら
シンジュボシマンネングサ:花は5数性,心皮は斜めに立ち上がる,花弁は4-4.5mm。葉の断面は円形〜楕円形
※富山県中央植物園研究報告 13:23-26(2008)より抜粋

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