野原1年草撮影地のものは準帰化状態
Emilia sonchifolia (L.) DC. var. javanica (Burm.f.) Mattf. | |
広義=Emilia sonchifolia (L.) DC. | |
キク科ウスベニニガナ属 |
別名 | ||
分布 | 伊豆諸島/本州(紀伊半島以南) 四国/九州/沖縄 |
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花期 | 8〜10月 | |
環境省RDB | 記載なし | |
千葉県評価 | 採集記録なし | |
異説など | キク亜科キオン族(連) | |
掲載図鑑 | ||
日本の野生植物 草本3 |
PL158-2/185 ※広義で記載 |
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テレコンバーターで拡大したものをトリミングしてようやくこの大きさ。本当はクローズアップをかけて頭花の拡大をしたいのだが、場所的に侵入不可能なので仕方ない。今年も目立った動きはなかったが、ほんの少し西側の線路にも移動している。 2004/11/05 東京都 |
普通植物は自分で動くことができないため、種などを使って遠くに広がっていくが、自分の分布域を大きく越えて生えるというのはあまりない。人為的に広げられる場合はもちろんあるが。
で、このウスベニニガナだが、撮影地が変。上の分布情報からはどうしてもあり得ない場所なのだ。しかも生えている場所もこの写真から想像が付くと思うが線路の上。線路の上と言えばセイヨウヒルガオが得意とする場所だが、どう見ても弱々しいこの花が夏は数十度にもなるところで生活できるのは不思議だ。
また場所的にどう考えても人為的ではなく、長距離列車にへばりついた種がこの駅で落ちて芽を吹いたとしか思えない。あるMLにてたずねたところ、静岡県でもやはり線路上にこの花が咲いていると言うことで、この説は案外あってるのかもしれない。
ところで、冠毛で風で広がれるはずのこの花はなぜかほかの地域に広がっていかない。彼らにはここが最良の場で逆に言うとほかの場所では生きていけないのかもしれない。もう少し継続した観察が必要だ。
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