樹上常緑多年草着生植物
瓔珞(ようらく)とは仏像などの上についている飾りとのことという。立派な仏像じゃないとついていないのか、私自身は見た記憶があまりないのだが、瓔珞を写真で見るとなるほどこのランの特徴をよく表している。樹上からオレンジの花穂を垂らした姿は垂らした姿はまさに瓔珞。うまい名前をつけるものだ。
最初に教えてもらった場所は樫の木の幹で、軽く5mを越えるところ。脚立でもないと撮影は不可能。おまけに花が小さすぎて、最初の逢瀬は200mm望遠でも花の形はおろか、存在がわかる程度だった。おまけにその場所、現在は立ち入り禁止。
今回の撮影は別の仲間に探してもらった場所で比較的低いところ。おかげで初めてこの花の詳細を観察することができた。普通この手の花は何かしら構造を省略していると考えていたが、唇弁は当然蘂柱までもはっきり確認できる。ある意味驚異的で興味深い。今度はこの小さな花のクローズアップを是非撮影したいものだ。
TOP | 開花初期 | 着生状態 | 花芽と葉 | 幼株 |