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アキザキヤツシロラン秋咲き八代蘭

Gastrodia verrucosa Blume oNLINE植物アルバム アキザキヤツシロランのページへ
*=Gastrodia confusa Honda et Tuyama
ラン科オニノヤガラ属 
アキザキヤツシロラン 花のアップ 9139548 別名
分布 本州/四国/九州
花期 9〜10月
環境省RDB(00/07) 記載なし
千葉県ランク(04/09) 要保護(E)
埼玉県RDB CR(絶滅危惧IA類)
詳細分類 ラン科サカネラン連(日本の野生植物)
異説など
掲載図鑑
千葉県植物誌 906/917/1086
日本の野生植物 草本1 204/PL184-1
千葉県植物ハンドブック 206
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
クロヤツシロランに比べると若干背が高いが、自生環境下ではほとんどわからない。クロヤツシロランと混同されていたおかげで、確認実数がかなり減り、北総での調査の際にはクロヤツシロランの方が遙かに多かったほど。クロヤツシロランとの違いは花弁が全開しない点、唇弁に毛がない点、果実の表面が白っぽい点など。今回は感度を下げて長時間露出をしての撮影。F22露出60秒。
2007/10/11 千葉県

この仲間の総称、ヤツシロランは鹿児島県八代で最初に発見されたからという。ランの仲間には地名がつくものが多いが、ものによってはそれだけで盗掘の原因となるので、やめてほしいところ。このランを盗掘して栽培する人間はまずいないとは思うが。
それにしてもこれほどはまることになるとは思っていなかった。これだけ地味な蘭なのに一向に興味が尽きない。
クロヤツシロランとともに2005年に最初に掲示板で問い合わせがあったときは果実しか確認できなかったが、その表面の色からどうも2種類あるらしいというのは想像がついた。まともな花をようやく確認できたのはその2年後で、よく観察すると明らかに違う二つのヤツシロランが確認できた。
大きさ的にはクロヤツシロランよりは若干探しやすいが、それでも環境から最初に果実を確認してマーキングするのが得策だろう。ただ、別項にも書いたがこの仲間は毎年必ず咲くわけではないので、なるべく冬の果実がたくさん立っているところを見つけて、そこをポイントにするのがいいだろう。私も一番のポイントでの観察がこれからも続くと思う。

TOP 全体 展開前の蕾 蕾拡大 果実 花粉塊とハエ

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