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林下夏緑?多年草腐生植物

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クロヤツシロラン黒八代蘭

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ラン科オニノヤガラ属 
クロヤツシロラン 花のアップ A046071 別名
分布 本州/四国/九州
花期 9〜10月
環境省RDB(00/07) 絶滅危惧IB(EN)/記載なし
千葉県ランク(04/09) 要保護(C)
埼玉県RDB 記載なし
詳細分類 ラン亜科サカネラン連(日本の野生植物)
異説など
掲載図鑑
千葉県植物誌 906/917/1086
レッドデータ
プランツ
442
千葉県植物
ハンドブック 
206
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
思いっきり強拡大しているが花の長径は2cmほど。とにかく地味な花で、開花期でも見逃すことが多い。中央上のクリーム色のものが蘂柱で、この中に花粉塊が入っている。
2008/10/04 千葉県

最近認識されるようになった腐生ラン。認識される前はアキザキヤツシロランと混同されていたそうで、発見当初は絶滅危惧種にも指定されていた。現在はかなりの数が確認され、2007年の評価の際には国の絶滅危惧種からも外された。千葉県で確認した限りはアキザキヤツシロランの方が少ないくらいだ。千葉県での自生状況確認に立ち会ったが、この分だと千葉県のランクも一般保護以下に下がりそう。
クロヤツシロランという名は黒い果実のヤツシロランという意味で、白っぽいアキザキヤツシロランに対してのネーミング。
私の掲示板で報告があったのは2005年のことでこのときは果実の状態で、アキザキヤツシロランとの違いがよくわからずとりあえず翌年持ち越し。2006年は開花の状態のものを見つけることはできなかったが、とりあえず両種があることがわかった。2007年にようやくまともに花を確認でき、3年越しの逢瀬となった。
とにかく地味な花でよほど注意深く探さないと確認は困難。結実期は果茎を30cm以上にものばすためよく目立ち確認は容易だが、休眠期を持つためマーキングしても翌年必ず花が咲くとは限らないときている。
ここまで書くとなんだかつきあうのもいやになりそうだが、なれてくると場所さえ覚えておけば花に会える確率はかなり高くなる。長いつきあいになりそうなランだ。

クロヤツシロラン top クロヤツシロラン 全体 クロヤツシロラン 唇弁 クロヤツシロラン 蕾 クロヤツシロラン 若い果実 クロヤツシロラン 裂開した果実 クロヤツシロラン 露出した根 クロヤツシロラン 自生環境
TOP 全体 唇弁 若い果実 裂開した果実 露出した根 自生環境

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