湿地一年草
別名 | ||
分布 | ||
花期 | 7〜9月 | |
環境省RDB | 絶滅危惧IB類(EN) | |
千葉県評価 | 重要保護(B) | |
埼玉県RDB | 情報不足(DD) | |
詳細分類 | ||
異説など | 従来はフジウツギ科と一緒とされていたが、最近はマチン科として独立している。 | |
掲載図鑑 | ||
千葉県植物誌 | 443/451/935/1016 | |
日本の野生植物 草本3 |
27 | |
野に咲く花 | 190 ※で記載 |
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埼玉では情報不足になっているため、連絡したものの今日(10/9)現在まだ連絡無し。また情報不足にならなければいいが。 2005/08/17 埼玉県 |
埼玉県のNURIさんからアイナエとは違う植物では、という問い合わせが掲示板にあった。最近発行された埼玉県RDB2005ではヒメナエは情報不足となっている。掲示板の画像を見る限りは、アイナエよりヒメナエの可能性が高い。
早速場所を聞き、確認に向かった。ヒメナエとは成東の食虫植物群落以来だが、ほぼ根生に近い状態でつくアイナエと違い、ヒメナエは茎に葉がつく点で異なる。
現場は水田のあぜ道と言うことだが、なかなか見つからない。やがて一本見つかると二本、三本と次々に見つかり、気がつくと十数本あることが分かった。さっそく埼玉県の植物関係者に情報不足の植物が確認されたので調査して欲しい旨連絡したが、一向に返事が来ないまま、このページの公開となった。ヒメナエは全国レベルでも少ない植物なので、何らかの調査を期待したのだが、なぜ連絡をいただけないのか理解に苦しむ。全国的には千葉を含めたわずか7県でしか確認されておらず、埼玉で見つかれば8県目というのに、最近発行したRDBの調査に疲弊したのか何なのか分からないが、せめて連絡ぐらいして欲しい。
グチばかりになってしまったが、千葉県でもほとんど見つかっていない植物で、現在のところ東葛地区ではまだ確認していない。水田雑草はどうも水質に敏感で、しかもこの花の生えるところは決まって踏みつけられやすいところなので、気がつけばなくなっていることが多いと聞く。この小さな花も、このまま行けばなくなってしまうだろう。
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