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イヌノフグリ犬陰嚢

Veronica polita Fr. subsp. lilacina (T.Yamaz.) T.Yamaz. oNLINE植物アルバム イヌノフグリのページへ
広義=Veronica polita Fr.
*1=Veronica polita Fr. var. lilacina H. Hara
*2=Veronica didyma Tenore var. lilacina T.Yamaz.
ゴマノハグサ科クワガタソウ属
別名
分布 日本全土
花期 3〜5月
環境省RDB 絶滅危惧II類(VU)
千葉県評価 保護留意(E)
詳細分類 シオガマギク亜科クワガタソウ連クワガタソウ属イヌノフグリ節(日本の野生植物)
異説など 従来独立種として*2の学名が使われてきたがヨーロッパにも分布するV. politaの亜種、または変種とする説が最近支持されているらしい。なお亜種説はYlist標準。
掲載図鑑
千葉県植物誌
525/534/1029
*1で記載
日本の野生植物
草本3
111/PL95-4
*2で記載
日本の野草 180 *2で記載
野に咲く花 146 *2で記載
 
 
 
 
  
ずいぶん長いこと探していた花だが、教えられた場所は何と母方の実家の最寄り駅だった。確かに見落としやすい花ではあるが・・・。
2005/03/02 千葉県

オオイヌノフグリは一般的にも有名で、しかも帰化植物であることは物心ついて植物に興味を持っていた頃から知っていた。ただ、帰化植物であることを知っていたがために在来種のイヌノフグリは是非見てみたい花だった。
初めての出会いは2003年。当時大阪で投影されていた先生が退官されるので、その人の解説を聞きに行ったついでに行った駅の敷石にたくさん生えていた。カメラも何も持っていなかったため撮影はできなかったが、はじめて見るその姿は、目立たないながらも力強さを感じた。
2004年に「清水公園の駅前にある」という情報を得て、ついに翌年、地元での逢瀬となった。ここにはかなりの数が確認でき、この場所自体開発から取り残されているような状況なので、どうやらもともとの自生らしい。地元でありながら気づかなかったことにいささかのショックを受けた。
ところでこのイヌノフグリ、最近ヨーロッパからやってきた外来のものと思われるタイプが関西の方で確認されている。今まで無かったところに突然現れ、しかも在来種のように少なくなるどころかどんどんはびこっているという。甲陽園駅で見たものは線路と言うこともあり、最初追いやられたのかと思っていたが、どうやらこの帰化タイプのようである。今どうなっているのか、ちょっと興味のあるところ。
さらに、もともとの在来種ではなく、史前帰化ではないかとの説まで存在し、興味は尽きない。

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