田んぼ/湿地夏緑1年草水性:抽水山菜?(葉)
別名 | ナギ(菜葱:古名) | |
分布 | 北海道/本州/四国/九州 | |
花期 | 9〜10月 | |
環境省RDB | 絶滅危惧II類(VU) | |
千葉県評価 | 要保護(C) | |
埼玉県RDB | 絶滅危惧IB(EN) | |
詳細分類 | ||
異説など | ||
掲載図鑑 | ||
千葉県植物誌 | 694/702/1055 | |
日本の野生植物 草本1 |
59/PL55-3 | |
野に咲く花 | 450 | |
千葉県植物 ハンドブック |
160/161 | |
レッドデータ プランツ |
496 | |
日本の水生植物の中でも美しいといえる花の一つ。環境の変化に弱く各地で減少しているが、最近農薬耐性のあるタイプも現れ、水田雑草として問題になっている場所もあるそうだ。 2008/09/12 千葉県内にて |
かなり昔からミズアオイを探していたが、見つけるのはコナギばかり。初めて見たのは2002年だが、オニバス自生地の池にあった物で栽培の可能性があった。はじめて自生と思われる物を確認したのはその翌年だったか、掲示板に質問がきたのがきっかけ。この場所の物は休耕したのがきっかけで出てきたそうだが、徐々に衰退を見せ現在では開発によって全く見られなくなった。渡瀬遊水池でも同じような一時群生があったそうで環境の変化に弱い植物といえそうだ。
この写真の物は2番目の一時群生地のそばの水路に生えていた物で、こちらの物は今のところ衰退を見せていない。それどころか撮影の時には見事な群生になっていた。
古名はナギ、古く山菜にしたため菜葱がなまってナギと呼ばれたそうだ。現在では食べるという話は全くといっていいほど聞かない。食べていたと言うことは昔は相当あったと言うことだろうし、詰まるところ今の水環境の悪化の象徴ともいえそうだ。
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