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原野(主に乾燥地)夏緑多年草

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ニオイタチツボスミレ匂立坪菫

Viola obtusa Makino oNLINE植物アルバム ニオイタチツボスミレのページへ
スミレ科Violaceaeスミレ属 
ニオイタチツボスミレ 花のアップ 別名
分布 北海道/本州/四国/九州
花期 3〜5月
環境省RDB(00/07) 記載なし
千葉県ランク(04/09) 保護留意(E)
埼玉県RDB 記載なし
詳細分類 タチツボスミレ類または節(日本のスミレ/原色スミレ)
異説など
掲載図鑑
千葉県植物誌 378/383/1006/1131
日本の野生植物 草本2 251/PL230-2
野に咲く花 232
原色すみれ 89
日本のスミレ 76/77
スミレハンドブック 40
千葉県植物ハンドブック 94/95/97
野草の名前 春 239
植物分類表 123
 
 
 
 
 
本種の特徴でもある香りの表現は難しいがかなりすがすがしい、と言うのが妥当か。毛深い花柄も特徴の一つと言えるが、まれに無毛の個体も存在する。花の直径は1cm強。
2009/04/07 千葉県

もともと我が家にはスミレがたくさんあった。タチツボスミレやアカネスミレ、鉢もの由来と思われるヒゴスミレやフイリゲンジスミレといったものが庭のあちこちに生えていた。そのうちやはり鉢物由来のヒメスミレも仲間入りをし、スミレにはことかかない環境、といえただろう。
自宅以外ではじめて見たと言えるのが、このニオイタチツボスミレだ。小学校の何年生かは忘れたが、裏門から帰るとちょっとした土手、おそらく野馬土手あとと思われるものの斜面に見慣れない濃い紫のスミレを見つけた。ずいぶん長い間正体が不明でやきもきしたことを覚えている。香りにさえ気づいていれば正体にすぐ気づいただろうに。
タチツボスミレよりより乾いた環境を好むが、混生していることもあり雑種もできやすい。しかも雑種だけで群生していることもあり、変化の多いタチツボスミレとの判断が難しいこともある。有茎種であることがはっきりすれば原野で濃い紫のものはこれしか考えられ無いので比較的わかりやすいのだが、ほかのスミレ同様変異も多い上に開花期は見た目無茎種なので判断が難しい。花茎の毛とつんとせり上がった距、色と香りで判断するのが妥当と言えるが、即断はせず迷ったら専門のサイトを訪ねた方がいいと思う。

ニオイタチツボスミレ 花のアップ ニオイタチツボスミレ 全体 ニオイタチツボスミレ 横から ニオイタチツボスミレ 葉と蕾 ニオイタチツボスミレ 上から ニオイタチツボスミレ 自生状況
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