浅い水中/湿地夏緑多年草

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オオアブノメ大虻の目

Gratiola japonica Miq. oNLINE植物アルバム オオアブノメのページへ
ゴマノハグサ科オオアブノメ属
オオアブノメ 全体 別名
分布
花期 5〜7月
環境省RDB 絶滅危惧II類(VU)
千葉県評価 最重要保護(A)
埼玉県RDB 絶滅危惧IB類(EN)
詳細分類
異説など
掲載図鑑
千葉県植物誌 530/541/937/1031
日本の野生植物
草本3
102
 
 
 
 
 
 
 
 
  
千葉県内ではほとんど見かけない。イグサ畑によく生え、東北や北海道では水田雑草としてはびこると聞く。ヒメシロアサザとともに見つけたが、こちらはわずか4株。将来生き残るかどうかはわからない。
今回は個体数が少なく、全体以外の撮影はできなかった。
2005/07/10 千葉県

昨年あたりからあちこちで探していたが、なかなか見つからない。それらしきものは近くで見つけたのだが、今年は発見できるかわからない。
そんなことを繰り返していたある日、ヒメシロアサザ発見の際に、一緒に水の中から伸び出す変な植物を見つけた。なんだか丸い実が付いている。詳しい人間に電話をかけて聞いてみると、対生する葉脇に花が付くなどの特徴からオオアブノメと特定できた。実の形を虻の目にたとえて、大きいからオオアブノメ。同じ理由でつけられた植物にアブノメがあるが、こちらはアブノメ属になる。オオアブノメ属の植物は日本に2種類自生するが、どちらも絶滅危惧種。カミガモソウに至っては最近群生地が発見されるまでは行方不明という悲惨な状態だった。水質の変化に敏感で、ちょっとでも水質が悪化するとすぐになくなってしまう。野田で確認されていた自生地も除草剤の散布により消えてしまった。今回発見の場所もたまたま地下水を引き込んでいたこと、あまり農薬を使っていないことから生き残ったと思われる。
ヒメシロアサザとともにいつまでも見ていたい花だ。

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