林下(石灰岩地帯)落葉多年(球根?)草

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セツブンソウ節分草

Shibateranthis pinnatifida(Maxim.) Satake et Okuyama
キンポウゲ科セツブンソウ属
別名  
分布 本州(関東/中部地方)
花期 2〜3月
環境省RDB 絶滅危惧II類(VU)
千葉県評価 採集記録なし
詳細分類 クリスマスローズ亜科
(日本の野生植物)
異説など 特になし
掲載図鑑
日本の野生植物
草本2
61
日本の野草 499
山に咲く花 321
   
   
   
 
 
 
 
  
5枚の花びらがあるように見えるが、実はこれは萼片。花びらはどこへ行ったかというと、中央の頭が黄色くて丸い蜜腺が花びらが変化したもの。イチリンソウ属などがこの性質を持つ。
2004/03/05 埼玉県

節分の頃に咲き始めることからこの名前があるが、関東の場合はたいてい3月になってからで、どちらかというと旧暦の節分にあわせて咲いている。
早春に咲く花でもっともお気に入りの花。いつも撮影に向かうのは埼玉県の自生地だが、2回の訪問いずれもほぼ満開の時に尋ねることができた。雑木林の枯れ葉が敷き詰められた中を、真っ白な花をいっぱいに広げる様はたくましさすら感じる。
生活サイクルが早く、まだ寒いうちに芽を出し、雑木林の木々が葉を広げ暗くなる直前にはもう実をつけ、翌年の準備のために地上部は枯れてしまう。カタクリなどと共にスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる植物の一つ。

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