山野連緑多年草薬用(民間療法)

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ゲンノショウコ現の証拠

Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton oNLINE植物アルバム ゲンノショウコのページへ
syn1=Geranium nepalense Sweet var. thunbergii (Siebold ex Lindl. et Paxton) Kudo
syn2=Geranium nepalense Sweet subsp. thunbergii (Siebold ex Lindl. et Paxton) H.Hara
syn3=Geranium nepalenseauct. non Sweet
フウロソウ科フウロソウ属
ゲンノショウコ 花のアップ 別名 ミコシグサ(御輿草)
分布 北海道/本州/四国/九州
花期 3〜5月
環境省RDB 記載なし
千葉県評価 保護留意(E)
詳細分類
異説など 正直なところ調査が必要だが、学名については図鑑ごとに違う。Ylistではシーボルト命名のもの(日本植物誌など)を標準としているため、本項もそれにしたがうことにした。なおsyn3はFlora of Japan採用の学名
掲載図鑑
千葉県植物誌 315/321(ベニバナのみ)
932/997/1130
*syn1で記載
日本の野生植物
草本2
218
*syn2で記載
日本の野草 371(ベニバナのみ)
野に咲く花 293
 
 
 
関東で見られる花は白に紫条が入るものが圧倒的に多い。元記載に従うならばベニバナゲンノショウコが基準種となるが、白花については特に学名は無い。なお、シロバナゲンノショウコf. pallidumについては花梗に長毛が密生という定義のみ(日本草本植物検索総誌)で特に白花と言うことではないようだ。純白花と誤った情報を記載したことをここにお詫びしたい。
2004/09/23 埼玉県

花の名前にはなぜこんな変な名前?と言いたくなるようなものがある。漢字を見るといよいよ首をかしげたくなるが、即効性のある薬草と言うことで「現の証拠」と言う。ごく普通に見られる野草だったが、最近数が減っているような気がする。ただ、多年草であること、実がはじけて遠くに飛ぶことなどからセンブリのような極端な減り方はしていない。
関東では白花、関西では紅花のものが多いという不思議な特徴もあり、関西の人はゲンノショウコは赤花と思っている人が多いという。
別名のミコシグサはがはじけた様子がお神輿のように見えるために付いた名で、御輿の屋根の先端に種子が入っている。御輿が広がるとその勢いで種が遠くへ飛ぶ仕組みだ。

ゲンノショウコ top ゲンノショウコ 自生状況(紅白) ゲンノショウコ 若い実と花 ゲンノショウコ 裂開した刮ハ ゲンノショウコ 越冬葉 ベニバナゲンノショウコ
TOP 自生状況 若い実と花 裂開した刮ハ 越冬葉 ベニバナ
ゲンノショウコ
(狭義)

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