林下春緑多年草

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キクザキイチゲ菊咲き一華

Anemone pseudoaltaica H.Hara oNLINE植物アルバム   のページへ
キンポウゲ科イチリンソウ属
別名 キクザキイチリンソウ
分布
花期 3〜4月
環境省RDB 記載なし
千葉県評価 消息不明・絶滅(X)
詳細分類 キンポウゲ亜科イチリンソウ連(日本の野生植物)
異説など
掲載図鑑
千葉県植物誌 188/205/929/978
日本の野生植物
草本2
69/PL67-2
日本の野草 477
※キクザキイチリンソウで記載
山に咲く花 336
 
 
 
 
  
イチゲの類は地元では全く出会えないだけに、野生で見る姿は感動。いつまでも残したい。
なおこの写真のものは正確にはシロバナキクザキイチゲ
f. albiflora(I.Yamam. et Tsukam.) Okuyama(別名 シロバナキクザキイチリンソウ)になる。
2004/03/28 福井県

エゾイチゲ、ヒメイチゲ、ユキワリイチゲ等々、イチゲと名の付く花はほとんどがスプリングエフェメラルと呼ばれる仲間になる。春先に目を出し、2-3ヶ月で開花結実し、あとはひたすら休眠してしまう。そんなイチゲ、Anemone属の中で、初めて野生ではじめてお目にかかったのがこのキクザキイチゲだ。千葉では消息不明とされるこの花も、ここ福井では比較的町に近い場所で見ることができる。ここの自生地はごく普通の人家の裏山で、すぐそばにはネコノメソウやカタクリ、ヤマエンゴサクが顔を出し、ちょっと歩けばオウレンやショウジョウバカマ、イワナシなども見られる。
都会ではまずお目にかかれない自然が、ここではごく普通に見られる。開発が進む都会暮らしにとってはまことに羨ましい限りである。

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