林下夏緑多年草
別名 | ||
分布 | ||
花期 | 5〜6月 | |
環境省RDB | 絶滅危惧II類(VU) | |
千葉県評価 | 一般保護(D) | |
詳細分類 | ラン亜科サカネラン連(日本の野生植物) | |
異説など | ||
掲載図鑑 | ||
千葉県植物誌 | 904/914/1085/1138 | |
日本の野生植物 草本1 |
207/PL186-1 | |
日本の野草 | 570 | |
野に咲く花 | 396 | |
山に咲く花 | 404 | |
他のキンラン属の2種と比べて花はきちんと開くことが多い。地元ではけっこう普通に見かけるが、国レベルでは絶滅危惧種。 2005/05/15 千葉県 |
物心ついた頃にいわゆる野生ランとして認識していた植物がキンランだ。地元では森に入ればけっこう普通にあるので、自然とそのように感じたのだろう。そんなわけで県内でもそんなに珍しくない(ギンラン/ササバギンランよりランクは下)のだが、全国的に見ると数は減っているらしい。確かに物心ついた頃に比べれば数はかなり減ってきている。栽培が難しいにもかかわらずうちに持って帰って栽培する人が多いのだろう。葉緑素は持っているが、野性蘭は発芽や生育にラン菌と呼ばれる共生菌が必要なので、持って帰ってただ植えただけではなかなか根付かない。野原で見かけても絶対に堀取らぬよう、留意して欲しいものだ。
黄色い花を金にたとえて金蘭、白い花を銀蘭と呼ぶ感性はなかなか気に入っている。が、この2つが一緒にいるところはあまり見かけない。混生していたとしてもきちんとすみ分けている。どうやらすむ環境が微妙に異なるらしい。
野性蘭はとかく収集の対象になりやすいが、いつまでもこの花が今のままであり続けることを願わずにはいられない。
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