水田・湿地夏緑1年草
Limnophila chinensis(Osbeck) Merr. subsp. aromatica (Lam.) T.Yamaz. | |
*1=Limnophila aromatica (Lam.) Merr. | |
ゴマノハグサ科シソクサ属 |
別名 | ||
分布 | 本州(関東以南)四国・九州・沖縄 | |
花期 | 8〜10月 | |
環境省RDB | 記載なし | |
千葉県評価 | 一般保護(D) | |
埼玉県RDB | 絶滅危惧II類(VU) | |
詳細分類 | ゴマノハグサ亜科オオアブノメ連 | |
異説など | 学名は千葉県植物誌、Ylistにしたがった | |
掲載図鑑 | ||
千葉県植物誌 | 528/537/538/1030 | |
日本の野生植物 草本3 |
101/PL86-5 | |
千葉県植物 ハンドブック |
128,129 | |
雑草や野草が よーくわかる本 |
383 |
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カメラの性能を生かし、そのままのサイズでトリミングしてみた。花冠の直径は1cmほど。上向きに咲くので、撮影がなかなか難しい。 2006/09/25 千葉県 |
数年前、anarita氏の自宅のすぐ近くにシソクサが出ると聞き、まだ見たことのない花に思いをはせていた。しかし、案内されたその場所は残念ながらヒメサルダヒコに占領され、シソクサの姿はなくちょっとがっかりしていた。するとNURI氏から天地返しのためになくなる放棄水田があるからそこの植物を見て欲しいと頼まれ、簡易調査に伺ったところ初めてシソクサを見ることができた。
2006年、今度はみや氏より青いシソクサがあるというので今度は彼のフィールドまで出張った。マルバノサワトウガラシの確認と同じ日である。調べてみると青い花というと南西諸島に同属のホウライシソクサがあるが、実物を見るとやはりシソクサ以外にはあり得ない。青い花の記録はネット上も含めてどこにも記録が無く、これからの調査によっては新たな変異として認められるかもしれない。ただし、もとの学名で検索をかけると同一種かどうかは微妙なものの、海外には青花も存在する。日本に記録がないだけかもしれない。
葉をもむとシソの香りがするためこの名がある。ただ、シソ科ではなく、ゴマノハグサ科。香りの成分が同じなのかあるいは違うのか、学術的なものは調べていないが、違う科で同じ香りというのはなんだか不思議な気がする。放棄水田がなくなりつつある今、シソクサに出会うのも難しくなってきているが、いずれ自分のフィールドで見つけたいものだ。
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